『郊外の社会学』若林幹夫(ちくま新書)

予想外(?)にまとまっていた。事例も具体的で写真も多くどんどん読み進められる。しかし「両義性」というオチは文字通り曖昧で、当たり前と言えば当たり前な認識だということもあって、主張としてインパクトに欠ける。「郊外」論として簡便な一冊であることは確かだが。