『おれがあいつであいつがおれで』山中恒(角川文庫)

自分の精神的な好不調は、移動中に本を読む気になるかどうかで測れる気がしている。その意味で、ここ数日状況はよろしくない。手元に読むべき本は持っていたのだが、あまり考えながら読む気にはならず、気楽そうな本なら何でもいいと電車に乗る前に購入。ラブコメと呼ぶには深刻ですよ、これ。小六という設定も絶妙だと思うのだけど、解説を読むと映画では設定年齢を上げているそうで、中学生以上だと「ちょっとえっち」で済まないのでは?