『戦後ドイツ』三島憲一（岩波新書）

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三島憲一
岩波書店
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前半は風呂読書。著者もあとがきで書いているように、相当いろんな文脈を圧縮して書いているようで、わかりやすくはあるが、もう少し説明が欲しいなと思える部分も多い。ハーバーマスに対して、その存在感（特に社会学上で）の割にどうもほとんど魅力を感じてこなかったのだが、この本を読んで戦後ドイツで発言し続ける「知識人」としての活動に対しては興味がわいてきた。ハーバーマスの著作を歴史的文脈から説明してくれる文献がもっとあってもいいような気がする。