『不安社会を生きる』内橋克人(文春文庫)

不安社会を生きる (文春文庫)
内橋 克人
文藝春秋
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大部分風呂読書。理論的に妥当かどうか、実現可能性の点でどうか、など細かく検討すべき点はあると思うが、現状を見渡せば結果論のレベルでこの著者の診断が正しかったとしか言いようがない。90年代から「規制緩和」一辺倒の「改革」論者を批判してきて、既にこの本すら10年前。自分を含めて、残念ながら起きている事態に気づくのには、時間がかかるものだと思った。