『国民主権と天皇制』紀元節連絡会議編(あずみのオレンジブックス)

風呂読書。1989年の2/11集会の記録らしい。天皇制=反民主主義という本質規定だけではいかにも素朴だと思っていたのだけど、ちゃんと読むと結構面白い。近代天皇制に焦点を当てることの強調とか、「公的行為」の問題とか。当時の研究者もそれなりに真剣に考えていたんだなぁ、というか、逆に今の研究者がこういう「政治的」問題に対して弛緩しすぎているのではないか。