JD RAZOR MS-130B

「キックボード」とよく書かれるがそれは別ブランドで、「キックスクーター」と称されるものらしい。2000年頃ブームで今更ではあるが、良いものは良いんだから仕方ない(笑)。ここ数年自転車にも乗っておらず自転車はダメになっていた。なので近所の移動はすべて徒歩。自転車を買い換えるかと思ったが、それでは面白くないのと、この辺りは坂道が多く、自転車で坂を登るのは面倒だし押して歩くには重い。最近CATVでCCさくらを見返している影響もあって(笑)、インラインスケートも考えてみたのだが、運動神経に自信があるわけではないから危ないし着脱も面倒。ヒーリーズも前から気になってたけど大人の靴は普及してないし移動手段としてはイマイチ。そんな自問自答の挙句、キックスクーターにたどり着く。かつて他人のものを借りてみたことはあったけど、そのときは道路が悪すぎたのと安くて小さいやつだった(しかも整備状況もひどかったはず)ため、「これは使い物にならない」という判断だった。しかし今回注文してみるとそれなりにガッチリしていて、確かにアスファルト上(特に歩道など)はガタガタ感がひどいし、ちょっとした段差でこけそうになるものの、乗り物として悪くない。それほどスピードを上げたつもりがなくても、徒歩の1.5倍程度で移動できるし、何より自力で風を切るのはとても楽しい。結構体力を使うので久々に体を動かした初日は息も切れ汗も大量に出たが、ジョギングのような全身の疲労は感じなかった。筋肉痛も今のところない。体力を使っても体を痛めつける要素は少ないのだろう。アスファルトのガタガタ感(ウィールを変えればマシらしいが諸般事情でこのまま使うことにした)と段差に弱いのは仕方ないが、注意深く乗っていればまぁ何とかなる。何より軽いので、困ったら畳んで手に持って歩いてしまえばよい。気軽に歩道橋も渡れるし、行きはスクーターで帰りは電車というのもアリ。これはとても気楽である。一万円でこの機動性は素晴らしい。平地が少ないとさすがに活用しづらいのと(下り坂はむしろ危険なのでスクーターを降りて歩いている)、車道が発達していて歩道に追いやられがちなところではちょっと不便だと思うが、たとえば住宅街メインの場所をうろうろするには最適。都市部の大人の乗り物としてもっと普及して良いはず。これを利用して旅に出たくなった。