『電子書籍の衝撃』佐々木俊尚(ディスカバー携書)

あんまり電子書籍自体の話はしていなかった。メディア構造全体についてのお話。言いたいこともわかるというか、昨今の空疎な書籍氾濫への憤りとか共感するけれど、「今がダメなのでその構造を変える電子書籍は期待できる」というのは安易じゃないかなぁ。活字に触れてさえいれば「活字文化」が育つわけでもないだろうし、「読み物」としてのブログを大して享受してない身としては、求めているものが違うんだろうなという気がした。