『社会的な身体』荻上チキ(講談社現代新書)

『ウェブ炎上』は好意的に読めたのだけど、今回の本は推敲が足りないというか、説明・展開不足の部分が多く、例えや引用も回りくどいだけという印象。「柔らかい社会運動」など、内容的な疑問もあるけれど、問題提起として理解できる範囲ではある。だがそれ以前の問題がネックになって、読み進めるのもつらかった。