『ヒバクシャと戦後補償』グローバルヒバクシャ研究会編(凱風社)

小著ではあるが必要な情報がぎっしり詰まっていて良書だろう。「ヒバクシャ」について、話は知っていたので頭では理解していたつもりだが、こうやって「私たち」自身が「ヒバクシャ」にされてから読むと、深く共感しながら読むことができるように思う。「ヒバク」をきちんと反省できなかったからこそ、現在の「被害」を生むことになってしまったのだ。