『地方の論理』佐藤栄佐久+開沼博(青土社)

佐藤栄佐久という前知事が、自民党出身なのにそれなりに面白い人間であることは伝わってくるが、それ以上の意味があまり感じられない本。ついこの前書店で買ったのにまだ初刷だったわけで、まぁこの内容では売れなくても仕方ないだろう。「ヨイショ」じゃないと断りつつ、でもこういう関係の仕方だとヨイショにしかなってないのでは。原発に対する覚悟という点では、佐藤の方がよほどまともに感じられてしまう。