『グローバル化の社会学』ウルリッヒ=ベック(国文社)

他の論者のグローバル化論について整理する辺りはわかるのだが、中盤以降、それらの説に賛成しているのか反対しているのかわかりにくくなり、後半になると単なる願望なのか根拠のある発言なのかがよくわからなくなってくる。解説はそのへんすっきりさせてくれるが、それでもいろいろ曖昧。