『ベネディクト・アンダーソン グローバリゼーションを語る』梅森直之編(光文社新書)

「B.アンダーソン補遺」という感じではあるが「入門」というには前提知識が必要。それなりに面白かった。しかし「想像の共同体」は「文化」中心な感じがちょっと。著者がそれを「マルクス主義的」だと思っていたというのは意外だった。ウォーラスティンの世界システム論とか西川長夫の国民国家論なんかとの異同を誰か明快に整理してくれないかしら(もう誰かしてる?)。