『中東民衆革命の真実』田原牧(集英社新書)

アラブの春」はテレビおよび若干の新聞記事で表層的に眺めていただけだったので、ふつうに勉強になった。若者たちの自由な結びつきに著者は期待を抱いていて、それはもちろんそうなのだが、今後への持続という意味ではそれだけでは進めないわけで、そのとき「主体」はどうすべきかということに自分は関心を持っている。